秋田県立大、DNA配列調べインフル予測可能に

2019/12/12 16:54
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秋田県立大学は12日、DNA配列の関係性を調べる手法を確立したと発表した。統計的手法の一つ、主成分分析を応用することで従来の手法に比べ客観性の高いデータを得られるようにした。インフルエンザウイルスが今後どのように進化するかを予測できるようになるという。

インフルエンザウイルスの進化を予測できるようになると説明する秋田県立大学の小西智一准教授(12日、秋田県庁)

生物資源科学部の小西智一准教授(生物情報学)は1970年代~2010年代に水鳥、ブタ、ヒトが感染したインフルエンザウイルスについて調べた。国立遺伝学研究所の公開データベースからDNA配列を取り出し解析した。

(1)一度流行したウイルスは多くの人が免疫を持つため数十年間は流行しない(2)水鳥からブタに感染したウイルスはブタが長期間にわたり体の中に持っている(3)ブタが持つウイルスの中から変化してヒトに感染する――ことが分かった。

これまで用いてきたDNA配列の解析手法は多くが配列間の距離を推定しており、客観性に欠けるという。12日に秋田県庁で開いた記者会見で小西准教授は「ウイルスの進化の方向性が分かるようになる」と話した。研究成果は英オンライン学術雑誌の「サイエンティフィック・リポーツ」に近く掲載する予定だ。

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