日経商品指数17種

(1970年平均=100)
1月24日 147.249 -0.478

[PR]

商品ニュース

銅6000ドル超え、7カ月ぶり高値 米中の指標改善を好感

2019/12/11 18:16
保存
共有
印刷
その他

産業に幅広く使う非鉄の銅が7カ月ぶりの高値をつけた。最大需要国である中国の輸入量増加など良好な経済指標を好感した買いが水準を押し上げた。ただ、製造業の本格的な需要の回復は先になるとの見方が多い。上昇基調が続くかは見通せない状況だ。

上昇基調が続くかは見通せない

ロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物価格(終値)は10日に1トン6100ドルと直近安値をつけた3日から1週間で285ドル(5%)上昇した。9月上旬につけた年初来安値5610ドルからは9%高く、5月中旬以来の高値水準だ。日本時間11日夕時点でも同水準で推移している。

米中の良好な経済指標が上昇の手掛かりとなった。中国税関総署が8日に発表した11月の貿易統計によると、銅地金や銅製品などを含む銅材の輸入量は前年同月比6%増の48万3千トンだった。18年9月以来、14カ月ぶりの高水準となった。銅地金の世界消費の5割を占める中国の需要持ち直しが意識された。

米国では11月の非農業部門の就業者数の増加幅が市場予測を大幅に上回った。世界景気の減速懸念が後退したことでファンドなどの投機筋が買い戻したとみられる。

しかし、中国の銅材の輸入増加は「年末年始を控えた駆け込み需要の可能性がある。製造業の需要が本格的に回復したとは言い切れない」(みずほ銀行金融市場部の能見真行調査役)との声が優勢だ。銅相場は底値を脱したものの、一段高には継続的な実需の回復が必要だ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム