京都市などがこども宅食プロジェクト

京都市は11日、あだち福祉会(京都市)、こども宅食応援団(佐賀市)と3者協定を結び、支援を必要とする子育て世帯に食品などを届ける「京都こども宅食プロジェクト」を始めると発表した。2019年度内にも市内5学区でモデル的に実施し、効果を検証する。
小学校のネットワークを通じて事業を周知し、生活保護受給世帯や就学援助受給世帯などに、2カ月に一回程度の割合で、コメやレトルト食品、菓子などを届ける。食品を提供するだけでなく、配送の際に声かけをしたり、困り事の相談に乗ったりすることで、子ども食堂や学習支援など他の支援事業につなげる狙いもある。
東京都文京区などで実践されているが、政令指定都市レベルでは京都市が初めてという。今回、中心的な役割を担うあだち福祉会の畑山博理事長は「今、京都に必要なのは子どもたちへの投資だ」と話した。