アルゼンチン新大統領「成長するまで債務返済なし」

2019/12/11 3:05
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【ブエノスアイレス=外山尚之】アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は10日、議会での就任演説で「もし国が成長を維持できなければ、借金の返済はない。返済できるようになるために、最初に成長があるべきだ」と述べ、対外債務について返済猶予を求める考えを表明した。国際通貨基金(IMF)や海外投資家との債務交渉を控え、改めて強硬姿勢を示した。

議会での就任式に臨むアルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領(中)(10日、ブエノスアイレス)=ロイター

フェルナンデス氏は債務問題について「我々はIMFや我々の債権者と建設的で協力的な関係を模索する」と発言。一方「国は(債務を)払う意思を持っているが、実行するための能力が無い」と述べた。

経済政策では低所得者や中小企業向けの支援を手厚くすると主張。「低い利率で融資を提供する、銀行ではない大規模な融資システムを設置する」と宣言した。

「我々は壊れやすく、衰退している国を受け取った」と述べるなど、演説で再三にわたってマクリ前政権を非難した。就任式の最中、与党正義党(ペロン党)の議員が同党を賛美する歌をマクリ前大統領に浴びせるように合唱し、マクリ氏が顔をこわばらせる場面もあった。

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