REIT初値、2年ぶりに上昇

2019/12/10 20:30
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不動産投資信託(REIT)の上場初値が、およそ2年ぶりに公開価格を上回った。住友商事が設立母体のSOSiLA物流リート投資法人が10日、東京証券取引所に上場。朝方から買いが集まり、初値は11万2500円と公開価格の10万3000円より9%高だった。一時、同14%高の11万7900円まで上げる場面があった。

一般にREITは株式に比べて上場時の資金調達額が大きいうえ、「設立母体の不動産会社に物件を高値で買わされているとの懸念がある」(国内証券)とされる。2017年9月上場の三菱地所物流リート投資法人とSOSiLAの間に上場した6銘柄は、いずれも初値が公開価格割れだった。

SOSiLAは主に消費地や生産拠点に近い場所にある物流施設を投資対象とする。当初は横浜市や相模原市など大都市近郊の物件を組み入れており、「他の物件に比べて高いテナント需要が見込め、安定した業績が期待できる」(国内運用会社)との声があった。

低金利による運用難でREIT全般の人気は高まっている。投資家はここ3~4年、新規上場REITへの投資に慎重だったが、運用実績のない銘柄にも目を向け始めたようだ。

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