インド新車販売 13カ月連続減 11月、下げ幅は縮小

アジアBiz
2019/12/10 18:34
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【ムンバイ=早川麗】インド自動車工業会(SIAM)が10日まとめた11月の新車販売は32万5680台と前年同月比4%減った。前年実績を下回るのは13カ月連続。経済成長の減速で消費や企業の活動が停滞し、自動車販売の不振が続く。ただ下げ幅は10月より一段と縮小し、改善の兆しが出てきた。

インドでは乗用車の販売減が続くも、SUVなどは伸びている(マルチ・スズキが夏に発売したモデル)

全体の8割を占める乗用車には明るさが見えてきた。9月まで3カ月続けて月間30%前後の減少が続いたが、祭事商戦にあたる10月はメーカーの値引きなどが奏功し、1年ぶりにプラス(0.3%増)となった。11月は1%減と再び前年割れとなったものの、マイナス幅は大きくない。

メーカーによる新車投入や政府の景気てこ入れ策もあって持ち直しつつある。最大手マルチ・スズキは小幅減にとどまり、19年に参入した韓国・起亜自動車は毎月販売を伸ばしている。車種別でも小型車やセダンの減少が続く半面、高額な多目的スポーツ車(SUV)が33%増えるなど一部に改善が出てきた。

一方トラックやバスなど商用車は15%減と大幅な落ち込みが続いている。5月から7カ月連続で2桁の減少だ。景気減速に伴い、企業の生産などが停滞しているのが一因とみられる。

インドの実質国内総生産(GDP)は7~9月期に前年同期比4.5%増と6四半期続けて減速し、13年1~3月期以来の低水準となった。製造業が前年の6.9%増から1.0%減に急減したほか、大半の産業部門で成長率が前年同期を下回った。商用車はマクロ経済の減速の影響を反映したもようだ。

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