百五銀、SDGs評価の私募債引き受け
百五銀行は10日、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」やESG(環境・社会・統治)について、独自の評価に基づく私募債を引き受けたと発表した。対象は名古屋市内の警備会社2社の私募債で計1億円。両社のSDGsなどに関する取り組みを格付けし、格付けに応じて発行利率を割り引く。百五銀が、この評価方法で愛知県内の社債を引き受けるのは初めてという。
警備会社の東海警備保障(名古屋市)と東警(同市)が発行する各5000万円の私募債を引き受けた。百五銀は10月から企業のSDGsとESGに関する取り組みの評価・格付けを始めた。地方金融機関がSDGsなどの取り組みを独自に格付けするのは全国でも珍しい。