読売テレビに放送倫理違反 BPO、性別の不適切取材

2019/12/10 17:15
保存
共有
印刷
その他

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、読売テレビ(大阪市)の報道番組「かんさい情報ネットten.」が、性別を巡る不適切な取材場面を放送した問題で、人権の尊重に反したとして「放送倫理違反があった」との意見を公表した。

問題となったのは5月10日の放送。ある飲食店員が「男か女か分からない」とする顔見知りの人の性別を調べようと、お笑い芸人が体を触ったり、保険証の性別欄を確認したりした。番組コメンテーターが放送中に「人権感覚の欠如」を指摘するなど非難が高まり、検証委が審議してきた。

意見書は、性的少数者への意識が高まっている時代の中で「感性が鋭敏であるべき放送が、著しく配慮を欠いた」と指摘。記者会見した検証委の岸本葉子委員は「プライバシーの感性をスタッフは持っていたが、放送を成立させることを考えた」と、問題を防げなかった背景を推測した。

読売テレビは「意見を真摯に受け止め、今後の番組作りに生かします」とコメントした。〔共同〕

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]