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THKやCTC、IoTで機械部品故障を予知

「ガイド製品」など機械部品の振動データを取得、分析して故障予知などに役立てる

機械部品のTHKは9日、NTTドコモや米通信機器大手シスコシステムズの日本法人、システム開発の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と組んで製造業向けにあらゆるものがネットにつながる「IoT」システムの提供を始めると発表した。生産設備の機械部品からデータを取得して故障予知などに役立てる。正式受注を18日、出荷を2020年1月末から始める。価格は初期導入費用が無料、月額の利用料(1年単位の契約)は8000円から。3年以内に年間数十億円の売り上げを目指す。

新システム「オムニエッジ」は設備の構成部品に後付けのセンサーを装着。部品の振動データを取得してクラウドに集約し、独自のソフトウエアで分析して故障予知や性能維持に役立てる。THKのセンサーシステム、ドコモのLTE回線とクラウド、シスコのエッジコンピューティング用ルーター、CTCのIoTシステム構築のノウハウなどを組み合わせて開発した。

まず生産設備で機器を真っすぐなめらかに動かすのに使われる「ガイド製品」の破損や潤滑状態の検知に活用する。20年夏にはモーターなどの回転運動を直線の動きに変える「ボールねじ」にも対応する予定だ。それ以外の部品も順次対応するほか、設備の稼働データや他のIoTシステムなどとの連携も視野に入れる。

THKは18年10月から新システムの無償トライアルを実施しており、電子部品や半導体、工作機械メーカーなど51社が試験導入している。このトライアルを通じてシステムの有効性が検証できたことから商用化に至った。試験導入した企業のうち既に37社との有償化や本格運用の打ち合わせが進んでいるという。

(中島募)

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