中国物価上昇、7年10カ月ぶり4%台 豚肉高騰

貿易摩擦
2019/12/10 11:01
保存
共有
印刷
その他

【北京=原田逸策】中国国家統計局が10日発表した2019年11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月より4.5%上昇した。上昇率が4%を超えたのは2012年1月以来、7年10カ月ぶりとなる。アフリカ豚コレラ(ASF)のまん延による豚肉の高騰が原因だ。

CPIの上昇幅は10月(3.8%)から拡大した。1~11月の平均で2.8%上昇した。政府は19年通年のCPI上昇率の上限を3%としており、近づいている。前月比で0.4%上昇し、上昇幅は10月(0.9%)から縮小した。

原因は豚肉だ。11月は前年同月比110%上昇した。豚肉だけでCPIを2.64ポイント押し上げた。豚肉の代替需要が高まった牛肉や羊肉も1~2割値上がりし、CPIを押し上げた。政府は米国産など海外から豚肉の輸入を急拡大しており、上昇ペースは一服している。

来年1月下旬の春節には家族が集まり、ごちそうを作るため、豚肉の消費が膨らむ。主産地の河南省でアフリカ豚コレラが再び勢いを増したのも気がかりだ。エコノミストらの間では「CPIは来年にかけて5%を突破する」との見方が多い。

一方、同日発表した卸売物価指数(PPI)は前年同月比1.4%下がった。値下がり幅は10月(1.6%)から縮小した。前月比では0.1%下落し、3カ月ぶりに下落に転じた。

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]