尾行で移動ルート把握か 中村哲さん殺害の襲撃犯

2019/12/10 9:28
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【カブール=共同】アフガニスタン東部ナンガルハル州で福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の医師、中村哲さん(73)が殺害された事件で、同州の警察当局者は9日、男6人を拘束して銃器を押収、事件との関連を調べていると明らかにした。6日夜に拘束した2人は「誘拐犯」として以前から行方を追っており、8日夜に他の4人を拘束した。

中村哲さんの遺体を乗せ、福岡空港に到着した飛行機を見つめる九州在住のアフガニスタン人ら(9日午前10時19分)=共同

内務省によると、襲撃犯は7、8人で、現場で待ち伏せていた。中村さんの移動ルートを把握するため、事前に尾行していた可能性が高いという。同省は、周到に段取りを決めて犯行に及んだとみている。

襲撃犯は中村さんの車が通過する瞬間に車をぶつけて停車させ、一斉に銃撃を開始。いったん発砲を止めたが、助手席にいた中村さんが起き上がろうとしたため、銃撃を再開した。中村さんの車に後続していた警備車両の後ろにも別の車が止まり、車内からも発砲。中村さんは計5発撃たれたという。

ペシャワール会によると、中村さんは普段から警備車両と共に行動。当日も中村さんと運転手、ボディーガードの3人が1台目に乗り、後続の2台目にペシャワール会の現地スタッフら4人を乗せた警備車両が同行していた。

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