カンボジア野党指導者、1月初公判 EU制裁判断に影響も

2019/12/9 23:53
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【プノンペン=大西智也】カンボジアの首都、プノンペンの裁判所は9日、国家反逆容疑に問われた旧最大野党、カンボジア救国党の党首だったケム・ソカ氏の初公判を2020年1月15日に開くことを明らかにした。欧州連合(EU)は野党弾圧を続ける同国の経済制裁を検討しており20年2月に最終決定する見通し。公判の行方がEUの判断に影響する可能性がある。

初公判の日時が決まったケム・ソカ氏(11月11日、プノンペン)=ロイター

ケム・ソカ氏は17年9月に逮捕され、救国党は同年11月に解党に追い込まれている。18年7月の下院選ではフン・セン首相が率いる与党が議席を独占している。ケム・ソカ氏は今年11月に自宅軟禁を解除されたが、海外渡航や政治活動は引き続き認められていない。

EUは野党の弾圧に懸念を強めており、武器以外の全品目を無関税でEUに輸出できる「EBA協定」の見直しを検討している。EUはカンボジアの全輸出の約4割を占めている。フン・セン首相は制裁回避に向け柔軟姿勢も見せ始めており、初公判のタイミングが注目されていた。

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