医薬用極小カプセル工場完成 富士フイルム系、富山に

2019/12/9 20:07
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富士フイルムのグループ会社である富士フイルム富山化学は9日、国内初のリポソーム製剤の専用工場が完成したと発表した。同製剤は医薬品を閉じ込めて体内の標的に届ける極小のカプセルで、まずは抗がん剤を閉じ込めたものを2024年度をメドに米国で発売する計画だ。

新しい701工場から世界へ製剤を輸出する(富山市)

約50億円を投じて建設したリポソーム製剤を作る701工場(富山市)は、地上2階建てで延べ床面積は約3400平方メートル。生産能力は非公表としているが、20年2月の稼働を見込んでいる。富士フイルムの助野健児社長は「医薬品関連メーカーが集積している富山の立地を生かして生産していく」と意気込んだ。リポソーム製剤の米国以外への展開も検討しているという。

同日開かれた竣工式に駆けつけた石井隆一知事は医薬品の品質管理などを議論する国際会議が県内で開催されるなど「富山の医薬品産業にフォローの風が吹いている」と説明。県内の医薬品生産額を1兆円にまで高める目標に向け、投資をさらに呼び込んでいく姿勢を強調した。

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