日立建機、新型の電動ミニショベル フル充電で2時間

2019/12/9 19:21
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日立建機は9日、新型の電動のミニショベルを開発したと発表した。リチウムイオン電池、ケーブルを併用できる機種で、バッテリー駆動だけでも最大2時間使える。騒音、環境対応を求められる屋内や地下、夜間工事での導入を見込む。ユーザーに実際に使ってもらい課題を洗い出し、製品化をめざす。

日立建機はコンパクトに旋回できる小型のバッテリー駆動式ショベルを開発した

ミニショベルは後方の旋回半径が約1メートルとコンパクトにし、限られた省スペースでも稼働できる設計にした。キャビン(運転台)を、走行するパーツとなる「クローラ」の長さに収めた。騒音が気になる夜間の道路工事、解体工事の現場やスクラップの処理工場などの需要を見込む。

日立はこれまでも同様の製品を投入してきた実績がある。バッテリー駆動は4~6時間にしていたが、ショベル本体が大型化したことで、小回りがききにくい構造だった。新型ミニショベルは商用電源ケーブルにも対応し、バッテリーの容量もあわせてバランス良く動かす仕組みにし、操作性を重視している。

今年4月に独ミュンヘンで開催された建機の国際見本市「バウマ」では独代理店と共同で開発したバッテリーのみで稼働する2トン、8トンクラスの試作機を展示した。日立建機は今回の機種を含め幅広いラインアップで電動式ミニショベルを売り込みたい考えだ。

建設機械の電動化は関心が高まっているが、バッテリー価格や充電時間が普及の壁になってきた。ただ、工事現場などには電源があるケースも多い。今回開発した機種は今後、市場調査をふまえたうえで商品化を検討する。(西岡杏)

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