NZ火山島噴火で5人死亡 20人以上不明、生存なしか

2019/12/9 17:13 (2019/12/9 21:27更新)
保存
共有
印刷
その他

噴煙が上がるニュージーランドの火山島ホワイト島=9日(ニュージーランド・ヘラルド提供・AP)

噴煙が上がるニュージーランドの火山島ホワイト島=9日(ニュージーランド・ヘラルド提供・AP)

【シドニー=共同】ニュージーランド北島沖にある火山島ホワイト島が9日午後2時11分(日本時間同日午前10時11分)、噴火した。同島は無人島だが、警察によると島や周辺に噴火当時約50人の観光客がおり、23人が救出されたが少なくとも5人が死亡、18人がけがをした。行方が分からず島に取り残されたとみられる20人以上について、警察は生存者はいないとの見方を示した。

オーストラリアのモリソン首相は自国民が被害に遭ったと明らかにした。死傷者の詳しい内訳は不明。オークランドの日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。

地元メディアによると、噴火の直前に火口付近を歩く観光客の姿がライブカメラに写っていた。噴火により上空約3600メートルまで噴煙が上がった。直前に島を離れた観光客が撮影した写真では、火口付近が広範囲にわたって黒っぽい噴煙に覆われていた。重いやけどを負った人もいるという。

ニュージーランドの火山島ホワイト島の噴火に巻き込まれ、救急車に運び込まれる人(9日)=AP

ニュージーランドの火山島ホワイト島の噴火に巻き込まれ、救急車に運び込まれる人(9日)=AP

さらなる噴火や火山ガスの危険性があり、9日夜現在、警察や救助隊は島に近づけない状態。当局は一時、噴火警戒レベルを5段階中2番目に高い「4」に引き上げた。

北島タウランガにはオーストラリアのシドニーを出発した世界最大級のクルーズ船が停泊しており、乗船客らがホワイト島を訪れていた。

ホワイト島はタウランガの北東約50キロにあり、毎年1万人以上が訪れる人気観光地。ニュージーランドで最も活発な円すい火山として知られ、過去にも噴火している。最近火山活動が活発化し、当局が警戒を強めていたが、地元の科学者によると、今回の噴火前に目立った前兆現象は起きていなかった。

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]