メセナアワード2019、大賞に竹中工務店

文化往来
2019/12/12 2:00
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東京都内で開かれた「メセナアワード2019」の贈呈式

東京都内で開かれた「メセナアワード2019」の贈呈式

優れた企業のメセナ(文化・芸術支援)活動を顕彰する「メセナアワード2019」(企業メセナ協議会主催)のメセナ大賞に竹中工務店が選ばれた。建築家の藤井厚二が自邸として設計した木造モダニズム建築「聴竹居」(京都府大山崎町)の保存・公開に取り組み、建築文化を発信している点などが評価された。このほど東京都内で開かれた贈呈式で、竹中工務店の宮下正裕会長は「今は年間1万人を超える入場者がいる。地元の方々で構成する『聴竹居倶楽部』を中心とする活動であり、サステナブル(持続可能)なものだと思う」とあいさつした。

優秀賞を受賞した5件には内容に合わせたユニークな名前が付いている。大阪・なにわ橋駅でアート活動をする京阪ホールディングスには「アートやで中之島賞」、商品デザインをユーザーから公募するコクヨには「文具を超える文具賞」、バイオリン奏者の川畠成道氏と組んで障害者をコンサートに招待する日本ユニシスには「耳を澄ませば心に響く賞」、世界のアーティストを兵庫・淡路島に招くパソナグループには「世界と島で踊りま賞」、北海道・中札内村で自然・文化施設「六花の森」を展開する六花亭製菓には「花とアートの森あわせ賞」が贈られた。文化庁長官賞には、文化財の高精細複製品を活用するプロジェクトに取り組むキヤノンが選ばれた。

「メセナは氷山のようなもので、見えているのは企業の文化の一角にすぎない」。審査委員長の原島博・東京大学名誉教授はそう述べ、メセナは企業文化全体を映すとの見方を示した。

(中野稔)

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