トランプ氏「金正恩氏は再選妨げず」 挑発自制促す

2019/12/8 7:05 (2019/12/8 9:12更新)
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トランプ大統領は「金正恩委員長は私が大統領選を控えていることを知っている。彼とはこの3年間うまくやってきた」と話した(写真は2月)=AP

トランプ大統領は「金正恩委員長は私が大統領選を控えていることを知っている。彼とはこの3年間うまくやってきた」と話した(写真は2月)=AP

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は7日、米国への挑発的な言動を続ける北朝鮮について「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が私の選挙の妨げになるようなことをしたがっているとは思わない」と述べた。再選がかかる2020年大統領選をにらんで朝鮮半島の緊張緩和の維持をめざすトランプ氏が、北朝鮮に挑発行為の自制を促した形だ。

ホワイトハウスで記者団に語った。トランプ氏は「北朝鮮が悪意に満ちた行動に出れば驚きだ。金正恩氏とはとても良い関係にあり、ともにこの状態を続けたがっている」と表明。「彼は私が大統領選を控えていることを知っている。彼とはこの3年間うまくやってきた」などと述べた。

北朝鮮は非核化交渉の期限として一方的に設定した年末に向け、米国に譲歩を迫っている。米CNNによると、北朝鮮は北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や衛星打ち上げに使われるエンジン試験の再開を準備している可能性があるという。

金正恩氏はICBM発射と核実験の凍結をトランプ氏に約束していた。米本土への直接の脅威となるICBMの発射が再開されればトランプ氏にとって外交面での成果が大きく損なわれかねず、米朝関係が緊張状態に逆戻りするのは確実だ。

北朝鮮の金星国連大使も7日の声明で「米国と長々とした対話をする必要はない。非核化はもう交渉のテーブルから外れた」と表明し、交渉打ち切りを示唆。譲歩を迫る瀬戸際戦術の一環とみられる。

これに先立ち、トランプ氏は6日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と電話協議した。ホワイトハウスによると、両首脳は北朝鮮問題で緊密な連携を確認した。韓国大統領府の発表では、米朝の対話機運を維持する必要性で一致したという。

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