米、親イラン武装勢力に制裁 イラクのデモ隊殺害で

2019/12/7 6:57
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【ワシントン=中村亮】米財務省は6日、イラク各地で起きた反政府デモの参加者を殺害したとして、イランとつながりの深いイラクの武装勢力の幹部3人を制裁対象に指定したと発表した。人権保護をアピールするとともに、イランとの協力関係を深めないようイラクをけん制する狙いとみられる。

トランプ米政権はイラク首相の人選にイランが介入する事態を警戒している(6日、ワシントン)=ロイター

ムニューシン財務長官は声明で「平和的な反対意見の表明や抗議活動は民主主義の基本的要素だ」と指摘。「イラクで人権侵害をしたり腐敗活動に従事したりする者に責任をとらせる」と強調した。財務省によると、制裁対象になった3人はイラン革命防衛隊の対外工作を担当する「コッズ部隊」とつながりがあるという。

イラクではアブドルマハディ首相の辞任に伴って後任選びが本格化する。イラクで影響力を高めるためイランが後任の人選に介入する事態を米国は警戒している。制裁には親イランに傾かないようイラクをけん制する意味合いもありそうだ。

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