NYダウ337ドル高、雇用増で景気懸念が後退 米中にも期待

2019/12/7 6:37
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【NQNニューヨーク=川内資子】6日の米株式相場は3日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比337ドル27セント(1.2%)高の2万8015ドル06セントで終えた。上げ幅は10月4日以来、2カ月ぶりの大きさ。11月の雇用統計で雇用者数が市場予想以上に増え、米景気減速への懸念が後退した。米中の貿易協議の進展期待も相場を押し上げた。

雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比26万6000人増と、増加幅は市場予想(19万人増)を上回った。9、10月分も上方修正された。足元で伸び悩んでいた雇用が盛り返したとの見方を誘った。「雇用の基調は夏以降に明確に上向いた」(ウェルズ・ファーゴ証券)との指摘があった。

米中協議の進展の思惑による買いも相場を押し上げた。中国国務院(政府)は6日、米国産の大豆や豚肉について追加関税の免除を続けると発表した。9月から始めた関税の免除枠を使い切り、中国が他国産に切り替えるとの観測も出ていただけに、延長は貿易協議での米国への歩み寄り姿勢を示したと受け止められた。

中国売上高比率の高い化学のダウやスマートフォンのアップル、マイクロン・テクノロジーなど半導体株が上げた。ユナイテッド・テクノロジーズなど資本財のほか、原油高を受けて石油株も高い。

マレーシアの政府系投資ファンドに関する不正問題について早期決着の期待が強まった金融のゴールドマン・サックス(GS)が3%超上昇した。一部事業の売却を検討していると報じられた工業製品・事務用品のスリーエム(3M)は4%超上げ、ダウ平均を押し上げた。

ナスダック総合株価指数は同85.828ポイント(1.0%)高の8656.529で終えた。

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