FacebookやAmazon、相次ぎNY拠点拡充 人材獲得狙う

2019/12/7 1:18
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=高橋そら】米IT(情報技術)大手がニューヨーク市中心部で拠点を拡充する動きが相次いでいる。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は6日、フェイスブックとアマゾン・ドット・コムがマンハッタンで大型ビルの賃貸借契約を進めていると報じた。シリコンバレーなど米西海岸では人材獲得合戦が過熱し、採用が難しくなっていることが背景にある。

フェイスブックの入居が報じられたマンハッタンのビル=AP

WSJによると、フェイスブックはマンハッタン西部チェルシー地区にある「ファーレービル」への入居を検討している。同ビルの広さは約70万平方フィート(約6万5000平方メートル)で、約1万4千人の雇用につながる可能性があるという。

フェイスブックは11月にも、マンハッタンで最後の大型再開発とされるハドソンヤード地区のビルと賃貸借契約を結んだと発表している。今回の契約が実現すれば、同社のニューヨークでのオフィス面積は、合計で約27万9000平方メートルになる見通しだ。

アマゾンはハドソンヤード地区で新たな賃貸契約を結んだもようだ。賃貸面積は約3万1100平方メートルになる見通し。ニューヨーク市クイーンズ区での第2本社の建設は地元の反対もあって断念したが、同市内での雇用拡大には引き続き取り組む。

米グーグルもマンハッタン西部の複数のビルに計10億ドル(約1100億円)超を投じて新拠点を構える計画を2018年12月に発表しており、既存拠点で約7000人だったニューヨーク市内の従業員数を今後10年で2倍以上に増やす。

各社がニューヨークにオフィスを増やすのは、優秀なハイテク人材を雇用しやすくするためだ。本拠地を置く西部カリフォルニア州シリコンバレーは近年、人件費や土地代が高止まりしている。米東海岸の有名大学を卒業した学生や即戦力となる中途社員を採用するためにはニューヨークでの拠点拡張が欠かせない。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]