アウシュビッツで過去謝罪 メルケル独首相、初訪問

2019/12/6 23:31
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【ベルリン=共同】ドイツのメルケル首相は6日、第2次大戦中にナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の舞台となったポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所跡を初めて訪れた。加害国の首脳として犠牲者を追悼し「虐殺を行ったのはドイツ人だった。この責任に終わりはない」と演説、過去を謝罪した。

在任中にアウシュビッツを訪れたドイツ(西ドイツを含む)首相としてはシュミット氏らに続き3人目で、収容所跡の維持や管理を担うポーランドの財団の招きに応じた。アウシュビッツは来年1月、ソ連軍による解放から75年の節目を迎える。

メルケル氏はこの日、収容所跡のガス室や遺体焼却炉などを見て回った。現地での演説で、ドイツ人による犯罪が行われたことを「われわれは忘れてはならない」と繰り返し強調。過去を直視する必要性を語った。

アウシュビッツはナチスが占領下のポーランドに建設し、約110万人が殺害された。犠牲者の9割をユダヤ人が占め「アンネの日記」の作者アンネ・フランクも収容されていた。近年、訪問者は増える一方、生存する元収容者は急速に減り、次世代への記憶の継承が課題になっている。

ドイツでは排外主義の拡大を背景に、ユダヤ系住民を狙った暴力や脅迫などの犯罪が急増。10月には武装した極右のドイツ人がシナゴーグ(ユダヤ教会堂)を襲撃し、社会に衝撃を与えた。

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