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「時間を味方に」 レオス湯浅氏(運用の達人)

2019/12/10 12:00
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投資信託を運用するファンドマネジャーの信念や視点は、資産形成に取り組む個人投資家にとってもヒントになる。今回話を聞いたのは、レオス・キャピタルワークスの湯浅光裕取締役兼運用本部長。湯浅氏は主に国内株式に投資する公募投信で国内最大級のアクティブファンド「ひふみ投信」や「ひふみプラス」などの運用に携わっている。

レオス・キャピタルワークスの
湯浅光裕取締役兼運用本部長

レオス・キャピタルワークスの
湯浅光裕取締役兼運用本部長

――今年10月に設定した「ひふみワールド」をメインで担当されていますね。

「はい、そうです。『これぞ海外株ファンド』という存在感のある投信に育て上げたいと思っています。ひふみ投信などにも海外株を組み入れていますが、日本株ファンドとしてのイメージの方がすでに定着しました。もともと海外株ファンドを新設する構想は社内にありましたが、今年6月に『老後2000万円問題』が大きく話題になったことが後押しとなり、ホームバイアス(自国資産への偏重傾向)の強い日本人がそれなりのリスクを取って海外株に投資できるファンドが必要だと改めて感じました」

「ひふみ投信マザーファンドでも残高1兆円がみえてきています。ひふみワールドもそれくらいの規模か、さらに上を目指します。独立系の立場で無謀に聞こえるかもしれませんが、日本には約1000兆円の現預金があります。その一部が海外株への運用に回れば、投資マネーで日本のプレゼンスを高めることも夢ではありません。日本の代表的なファンドがどの国のどんな企業に投資するかで、日本人としての在り方を世界に主張できると思っています」

――銘柄選定のポイントは。

「基本的な投資理念は、ひふみ投信などと同じです。海外に足を運んで企業の経営者らに念入りに取材をし、多様な業種の中から成長企業を選び出します。足元の業績はあまり重要視しません。それ以上に経営者の創業の想いや成長への意気込み、人生観をしっかり聞いて、本質的な成長力を調査しています。海外にあるアクティブ(積極運用)ファンドでもこのやり方をしているところは少ないので、日本を拠点にしていても勝てるチャンスは大きいと考えています」

――ファンドマネジャーとして大切にしていることはありますか。

「最終投資家であるお客様へ真摯に対応することです。どんな小さなことでもウソをつかない、隠さない、失敗しても認める。金融に携わる人間として基本中の基本ですが、とても重要なことです。命の次に大切なお金を私たちに預けていただくので、お客様に信用してもらうための努力はおこたりません」

――ファンドマネジャーに必要な資質を教えてください。

「一つは日々の出来事に一喜一憂しないでいられること。私自身、良い時でも悪い時でも普段通りの精神状態を保てるよう訓練してきました。投資は時間をかけないと成果が出ないので、精神面だけでなく、長く続けられる体力も必要です。もう一つは理想を持ち続けられること。運用はお客様にまかせてもらって行うものなので、こんな世の中だったらいいなという明るい未来を描きながら、応援したい企業を見つけられるのがいいと思います」

――運用の仕事を通して学んだことはありますか。

「時間を味方にすることが、いかに重要かということです。銘柄選定や投資判断が正しいかどうかは、時間がたってみなければ分かりません。短期では大幅な値動きに感じても、年単位の長期で振り返れば大したことはない。慌てて売却して、後で大きく上昇した銘柄も多くみてきました。時間をかけて企業の成長を待てるのが投資信託の良いところです。結果として失敗した場合でも、その経験を次の機会に生かせます。これは人生における他の場面でも当てはまりますよね。ファンドマネジャーとして長く経験を積んだことで、時間の価値を実感できたのは貴重な学びになっています」

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)

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