ジャスダック平均 11日続伸 中小型株に見直し買い

2019/12/6 20:30
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6日の東京株式市場で日経ジャスダック平均株価が11日続伸した。11日連続高は9月以来およそ3カ月ぶり。東証1部の大型株と比べて出遅れ感が強かった中小型株に見直し買いが入っている。夏以降に大型株で見られた割安株買いの流れが新興株にも及んできた。

日経ジャスダック平均の終値は前日比0.3%高の3711円だった。2018年10月以来、約1年2カ月ぶりの高値を付けた。

主力株で上昇が目立つのは好業績銘柄だ。6日も光学電子機器を手掛けるテクノホライゾン・ホールディングスが7%高、バイオベンチャーの医学生物学研究所が10%高となった。このところ利益確定売りに押されていたワークマンも持ち直しつつある。

背景には個人投資家の余力回復がある。信用取引の買い方の含み損益を示す信用評価損益率(QUICK算出)は、8月末にはマイナス15.9%まで悪化していたが、11月29日申し込み時点でマイナス12.1%まで改善している。「個人が成長期待の高い銘柄に買いを入れやすくなってきた」(楽天証券経済研究所の土信田雅之氏)

海外勢の資金も入っている。ジャスダック市場の投資部門別売買動向によると、11月第4週は海外投資家の買越額が95億円と約4年4カ月ぶりの大きさだった。買い越しは2週連続となった。

10月以降、日経平均株価の上昇に弾みがつくなか、新興株市場は出遅れが目立っていた。中小型株のなかでも「ジャスダック市場は比較的割安な銘柄が多い」(東海東京調査センターの仙石誠氏)ことも最近の資金流入を支えている。

ジャスダック市場全体の予想PER(株価収益率)は20倍台まで上昇している。市場では「利益成長率を加味するとまだ割高な水準ではない」(三井住友DSアセットマネジメントの高世智明氏)との声があるが、割安感が薄れてきたのは否めない。大型株と対比した出遅れ感も解消されつつあり、一段高には日本株全体の底上げが必要になりそうだ。

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