ライドシェアでの性的暴行、3000件 ウーバー報告書

2019/12/6 11:18
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ウーバーはライドシェアサービス上の性的暴行などの被害状況を初めて開示した

ウーバーはライドシェアサービス上の性的暴行などの被害状況を初めて開示した

【シリコンバレー=白石武志】米ウーバーテクノロジーズは5日、同社の米国でのライドシェアサービスを巡り、暴力行為などの状況をまとめた安全報告書を初めて公表した。最も深刻とされる性的暴行について、2018年に計3045件の報告があったという。

ウーバーは18年に米国で13億回の乗車サービスを提供し、報告のあった性的暴行の発生頻度は乗車40万回に1件以下だった。運転手が加害者となるだけでなく、被害者のケースも含まれる。運転手の犯罪歴の確認などを強化しており、乗車回数当たりの発生頻度は17年に比べ低下したという。

身体的暴行による死亡事故の報告件数は18年に9件となり、17年の10件から減少した。

衝突などの交通事故による死者の数は58人で、18%増加した。米国全体では18年に約3万6千人が死亡しており、ウーバーは走行距離当たりの死亡事故の発生頻度は米国全体の半分程度にとどまるとしている。

ウーバーに限らず、ライドシェア各社は乗客や運転手らの安全を守る管理体制が不十分だとして、各国で消費者らからの批判に直面している。中国のライドシェア最大手の滴滴出行は18年、乗客が殺害される事件が相次いだことで、中国当局から行政処分を受けている。

報告書は被害の発生状況について透明性を求める消費者らの声に応えてまとめた。今後も2年ごとにデータを開示するとしている。

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