「年内に方針決定」萩生田文科相、記述式テスト巡り

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2019/12/6 10:50 (2019/12/6 11:45更新)
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2020年度開始の大学入学共通テストで導入される国語と数学の記述式問題を巡り、萩生田光一文部科学相は6日の閣議後記者会見で「早期に不安を払拭すべきで、年内には方針を固めたい」と述べた。記述式には採点の公平性や自己採点の難しさなどに懸念が出ており「課題解消に向けて努力を続けている」と話した。

首相官邸に入る萩生田文科相(6日午前)=共同

記述式導入については公明党が5日、延期の検討を求める提言書を萩生田氏に提出。萩生田氏は会見で「重く受け止めたい」としたが、現時点では延期は決めてはいないと説明。「国会からも様々な指摘を受けており、採点業者に改善を依頼している」とした。

菅義偉官房長官も6日の記者会見で「受験生が安心して受験できることを第一に文部科学省で対応していく」と語った。

自民党の文部科学部会は6日にも、適正に実施できる体制を早期に整えるよう求める決議文を文科省に提出する方針だ。

記述式は思考力や表現力を試す狙い。共通テストは50万人規模が受験し、記述式の採点者は8千~1万人程度が必要とみられる。採点期間も約20日間と短く、採点にブレが生じる恐れが指摘されてきた。

受験生は正答の条件や解答例を見て自己採点するが、18年の試行調査では自己採点と実際の採点が一致したのは国語で7割にとどまり、出願先の選択に影響が出るとの声も上がっている。

文科省は11月に英語の民間試験の活用見送りを決めたばかり。国数の記述式問題も見送りとなれば、20年度の大学入試改革の目玉が2つとも消えることになる。

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