平和賞のエチオピア首相、会見なし ノーベル委が異例の批判

2019/12/6 9:21
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【ナイロビ=共同】ノルウェーのノーベル賞委員会のニョルスタッド事務局長は、アフリカ東部の安定に尽力したとして今年の平和賞受賞が決まったエチオピアのアビー首相が、10日の授賞式前日に恒例の記者会見を行わないと明らかにし「非常に問題がある」と異例の批判をした。ロイター通信などが5日報じた。

エチオピアのアビー首相=ロイター

多民族国家エチオピアではアビー氏が昨年4月に首相就任後、自由を手にした活動家が民族運動を展開。民族間の緊張が高まり、政情不安に陥っていることもあり、アビー氏への授賞決定自体を疑問視する声もある。

アビー氏は授賞式に出席し演説するが、一連の行事で記者の質問機会はないという。ニョルスタッド氏はロイターの取材に「報道の自由は、平和に不可欠の要素だと確信している。過去には、こうした権利の獲得に尽力したとして平和賞を受賞した人もいる」と強調した。

アビー氏の報道担当者は「国内問題が差し迫り、ノーベル賞の行事に何日間も費やすのは難しい」と釈明した。

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