羽田給水トラブルで検討会初会合 配管など調査方針
羽田空港の国内線第2ターミナルで給水が止まった問題を巡り、国土交通省は5日、原因究明に向けた検討会の初会合を開いた。既に調査した箇所も含め、配管や消火栓などの設備を詳しく調べる方針を示した。
羽田空港では11月6日朝、機体を洗う「洗機場」や第2ターミナルの水から塩気を感じるとの報告があり給水を止めた。国交省によると、洗機場の水から、水道法で定める基準の30倍近い塩化物イオンが検出された。
同省や空港への給水を担う会社「空港施設」が調査したが、塩分が高濃度となった原因を特定できなかったため、検討会の専門家らの意見を踏まえて改めて設備などを調べる。
給水停止で航空機の運航には影響はなかったが、全日空などが発着する第2ターミナルのトイレの手洗いが使えなかったり、飲食店が営業できなくなったりした。
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