タイ石化大手インドラマ、プラ再生の米社を買収

アジアBiz
2019/12/5 20:13
保存
共有
印刷
その他

【バンコク=村松洋兵】タイの石油化学大手インドラマ・ベンチャーズは、ペットボトル向けプラスチックのリサイクル事業を手掛ける米国企業を買収したと発表した。金額は明らかにしていない。インドラマは世界有数の樹脂メーカーだが、廃プラスチックによる海洋汚染への批判が世界的に強まっている。企業の環境対策などを重視する「ESG投資」が普及してきたこともあり、リサイクル事業を拡大して持続的な成長を目指す。

インドラマはペットボトル向けの樹脂などを主力とする(タイ中部ロッブリー県の工場)

米カリフォルニア州に拠点を置くグリーン・ファイバー・インターナショナルの株式を100%取得した。同社はロサンゼルス近郊にポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を再生する工場を構える。ペットボトルなど食品容器に再利用できる樹脂を年4万トン製造する能力を持つ。

インドラマは2018年12月に米国の別の企業から米南部アラバマ州のPET樹脂リサイクル工場の取得で合意した。今回の買収により米国でのリサイクル事業を西海岸にも広げる。

インドラマは19年にドイツとナイジェリアのPET樹脂メーカーを傘下に収めるなど、M&A(合併・買収)を通じて事業を拡大している。廃プラスチック問題に対応するため、今後5年間でリサイクル事業に大規模投資する計画を掲げる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]