プリファード、開発基盤をフェイスブック系に移行

2019/12/5 19:19
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人工知能(AI)開発のプリファード・ネットワークス(東京・千代田)は深層学習の研究開発基盤を米フェイスブックの「PyTorch(パイトーチ)」に移行する。これまで基盤としてきた自社開発の深層学習フレームワーク「Chainer(チェイナー)」は保守管理を除き、開発を終了する。

チェイナーはプリファードが開発し、2015年に公開した

深層学習を高速化するプロセッサー「MN-Core」の開発や技術の実用化など、他の事業に人材などの開発資源を振り向ける。チェイナー開発終了を決めた背景には深層学習フレームワークの技術が成熟し、開発に注力しても他社との差が出にくくなっていることがある。

パイトーチはフェイスブックが開発・公開する深層学習ライブラリー。他にも米グーグルが開発する「TensorFlow(テンソルフロー)」などがあるが「パイトーチは学術論文で用いられることが多く、機能面でチェイナーと類似しているため選んだ」(秋葉拓哉執行役員)という。チェイナー利用者向けには、パイトーチへの移行を支援する手引きを公開した。

2015年に公開されたチェイナーがプリファードで果たした役割は大きい。技術力を強化しただけでなくブランド力向上につながり、世界中から優秀な人材を獲得することに役立ってきた。

(山田彩未)

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