東京メトロ、浸水や停電対策を強化

関東
2019/12/5 17:43
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東京地下鉄(東京メトロ)は豪雨などによる駅構内の浸水を防ぐ対策に乗り出している。全1090カ所ほどの駅出入り口や連絡口のうち、浸水の恐れがある370カ所で対策を進めている。9月末時点で145カ所の整備を終えており、27年度までに完了する予定だ。

一部の駅出入り口は完全防水仕様に建て替えている(東京・豊島)

浸水対策は止水板のかさ上げや出入り口全体を閉鎖できる防水扉などで対応する。水が開口部を超えると想定される場所や元の構造では水圧に耐えられない出入り口は順次、完全防水型に建て替えている。

浸水対策だけでなく、首都直下型地震への備えも進めており、23年度までに丸ノ内線で非常用の車上バッテリーを整備する。銀座線はすでに全車両に設けており、停電で列車が駅間で止まった場合でも、最寄り駅まで走行できるようにする。

震災が起きた際に早く運行を再開できるように、高架橋の柱や石積みの壁などを補強しており、20年度末までにほとんどの整備を完了する。

外国人対応も強化する。同社は10月から、全駅の社員にスマートフォンを貸し出した。スマホにはNTTドコモの自動翻訳アプリが入っており、12カ国語で対応できる。アプリを駅の放送設備と連携させて、今まで日本語と英語のみだった災害時の放送も多言語でできるようにした。

災害対策にかける設備投資額は年々増加し、19年度は5年前と比べて約1.7倍の75億円となった。

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