トヨタ販売店とアイシン、兵庫で相乗りサービス実験

2019/12/5 19:30
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トヨタ自動車系販売店のネッツトヨタ神戸とアイシン精機は2020年度に兵庫県猪名川町で、ライドシェア(相乗り)サービス「チョイソコ」の実証実験を始める。トヨタ販売店が運営主体となる相乗りサービスは全国で初めて。アイシンが開発したシステムを活用し、町内3地域で2台の車両を運行し、高齢者や子どもといった交通弱者の課題解決を目指す。

相乗りサービスに使う車両の前で握手する四宮慶太郎・ネッツ神戸社長(右)と福田長治・猪名川町長

ネッツ神戸と猪名川町が5日、移動支援サービスの展開などを含む包括連携協定を結んだ。

実証実験は20年5月以降に始める予定で、ルートなど詳細は今後決定する。初年度は猪名川町が事業費約2300万円を出し、買い物や通院、通学の足としての利用状況を検証する。21年度以降に事業化して有償に切り替える。

ネッツ神戸は会員登録など営業活動を担い、乗客6人が乗れる車両を提供した。運行は地域のタクシー会社の運転手が担う。同社の四宮慶太郎社長は「地域に根ざした販売店を目指して取り組みたい」と述べた。

自動車業界の大変革期にトヨタ自動車は、販売店が主体となる移動サービスの展開を後押ししている。アイシン精機は18年に愛知県豊明市でチョイソコの展開を始め、約1500人が登録し、1日当たり平均約60人が利用している。

今回の取り組みは18年11月にネッツ神戸が猪名川町に呼びかけ、協議を始めた。猪名川町は約3万1千人の人口がいる。山間部の農村集落や坂に囲まれた住宅地などがあり、路線バスなどでの移動に頼る高齢者や子どもには運行ダイヤやルートの面で不便さがあった。

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