パブの変容 詩人 四元康祐

エッセー
2020/1/17 14:00
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日本経済新聞 電子版
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イギリスやアイルランドといえば、ラガーにギネスにパブである。パブとは元来パブリック、公共空間の意味なのだそうだ。そう言われれば、アイルランドの片田舎のパブでは、子供が絵本を広げ、床に犬が寝そべり、カウンターで老人がミルクを飲んでいた。部屋の隅には暖炉の火。まるで茶の間の団欒(だんらん)そのものだったが、そういう私的な空間を持ち込める開かれた場所が、パブのパブたる所以(ゆえん)なのだろう。

パブが…

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