ブラジル、国連の投票権を喪失間際 分担金未払いで

2019/12/5 6:49
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国連総会で演説をするブラジルのボルソナロ大統領(9月、ニューヨーク)=国連提供

国連総会で演説をするブラジルのボルソナロ大統領(9月、ニューヨーク)=国連提供

【ニューヨーク=吉田圭織、サンパウロ=外山尚之】国連分担金の滞納で、ブラジルが国連総会での投票権を失いそうになっている。ロイター通信によると、未払いの4.1億ドル(約450億円)のうち、最低1.3億ドルを年内に支払わないと投票権を喪失してしまう。国連は分担金の支払いを終えていない国が多いことから財政難に悩まされている。ブラジルは米国に続き、未払いの金額が大きい。

未払い額が過去2年の分担金の合計以上になった場合、加盟国は国連総会での投票権がなくなる。ただ、やむを得ない事情で支払いができない場合は投票が例外的に許される。現在はコモロ、サントメ・プリンシペとソマリアが例外措置の対象になっている。

ブラジルメディアによると、ブラジル政府は予算不足を理由に2014年から分担金を滞納しているという。16年の政権交代後に支払いを再開したが、一部しか払っておらず、滞納金が積み上がる状態が続いていた。

過去にブラジルは国際原子力機関(IAEA)や国連教育科学文化機関(ユネスコ)など複数の国際機関に対する分担金の不払いで各機関での投票権を失っている。

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