米クアルコムが敗訴 ソウル高裁、940億円課徴金巡り

2019/12/4 17:25
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=細川幸太郎】韓国公正取引委員会が米半導体大手クアルコムに対して独占禁止法違反で1兆311億ウォン(約940億円)の課徴金を課し、クアルコム側が処分取り消しを求めていた裁判で、ソウル高裁は4日、公取委の処分を支持する判決を下した。クアルコム側は判決後「直ちに大法院(最高裁)に上告する」とのコメントを発表した。

通信用半導体に強いクアルコムは世界各国で独禁法違反の指摘を受けている=ロイター

公取委は2016年12月にクアルコムがスマートフォン向けの通信技術を巡って端末メーカーに不当に高いライセンス料を支払わせたことが「優越的地位の乱用にあたる」と認定。クアルコムに巨額の課徴金の支払いを命じた。この処分を不服としてクアルコム側は処分取り消しを求めて訴訟を起こしていた。

携帯通信技術関連の特許を多数抱えるクアルコムを巡っては、日本や欧州、台湾、そして米国でも各当局から同様の課徴金や是正命令が出ている。台湾では18年8月にクアルコム側が研究開発拠点を建設するといった条件で当局と和解した。米国では19年5月に米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁がクアルコム敗訴の判決を下し、現在も控訴審が続いている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]