税制改正、プラカードで最後の訴え(写真でみる永田町)

写真でみる永田町
2019/12/5 2:00
保存
共有
印刷
その他

自民党税制調査会の会合に出席する議員は会合前、関係団体からのアピールを受けます(2日、党本部)=一部画像処理しています

自民党税制調査会の会合に出席する議員は会合前、関係団体からのアピールを受けます(2日、党本部)=一部画像処理しています

「沖縄税制よろしくお願い致します」「省エネ改修リフォームに係る特例措置の延長をぜひお願いします」。12月2日に自民党本部で開かれた税制調査会の会合前、税制改正の要望を記したプラカードを掲げる団体の姿がありました。

党税調の会合前に、出席議員にプラカードを掲げたりビラを配ったりする団体(2日、党本部)=一部画像処理しています

党税調の会合前に、出席議員にプラカードを掲げたりビラを配ったりする団体(2日、党本部)=一部画像処理しています

関係する団体や地方自治体の関係者が、会合に出入りする国会議員に次々とビラを手渡していきます。会合直前の最後の訴えです。税調会合が開かれる部屋の前がこうした人たちでごった返す様子は税制改正の議論が大詰めを迎える12月の風物詩です。

税制改正項目は各府省庁の要望を判定し、〇や×など記号で表します

税制改正項目は各府省庁の要望を判定し、〇や×など記号で表します

2日の会合では各府省庁が2020年度の税制改正で要望した項目について、税調幹部が実施するかどうかの暫定的な判定を出していました。出席者に配られた資料には各項目に「○」や「△」「×」などの記号が記されています。たとえば○なら「受け入れる」、△は「検討し、後日報告する」、×だと「お断りする」という意味です。

税調会合を開く会議室は国会議員や省庁の担当者でいっぱいになります

税調会合を開く会議室は国会議員や省庁の担当者でいっぱいになります

各府省庁だけでなく、関係する議員も会合で改正項目の必要性を訴え「バツではなくサンカクでお願いします」などと判定の変更を求めて発言します。×から△に変われば、少しでも要望が実現する可能性が出てくるためです。判定役のひとりである宮沢洋一小委員長が「皆様の活発な意見を踏まえ、×から△に変更します」と発言する場面がありました。

自民税調の小委員会であいさつする宮沢洋一小委員長。右は甘利明税調会長(4日)

自民税調の小委員会であいさつする宮沢洋一小委員長。右は甘利明税調会長(4日)

会合直前の議員へのアピールが果たしてどこまで効果があるかは分かりません。改正項目によっては、会合で判定を変えるかどうかについて、事前に税調幹部と財務省などが打ち合わせて決まっている場合もあるようです。出席議員が「結論は分かっているが、団体向けに発言しないといけないからね」と話しているのも聞こえてきました。

(竹内悠介)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]