現代自、投資1割超積み増し 「CASE」巻き返し急ぐ

アジアBiz
2019/12/4 15:05
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=細川幸太郎】韓国の現代自動車は4日、2025年まで毎年10兆ウォン(9100億円)規模の成長投資を続ける方針を示した。従来計画の年8兆~9兆ウォンから1割超積み増す。増額分を電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)、自動運転技術の開発に充てる。次世代技術の開発力を高め、自動車業界の構造変化に対応する姿勢を強調した。

現代自動車はEVや自動運転技術の開発に積極投資する=同社提供

4日午前にソウル市で開いたアナリスト向けIRイベントで、20~25年の6年間で総額61兆ウォンを投資すると発表した。うち20兆ウォンを次世代自動車関連の投資に振り向けるという。高級車ブランド「ジェネシス」でEVを21年に発売するなど車種ラインアップを拡充し、25年までの累計でEVを56万台、FCVを11万台出荷する目標も示した。

現代自は財閥3代目の鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長(49)が18年に実質トップに就いて技術力強化を打ち出した。19年以降の研究開発費を18年比で5割増と大幅に引き上げていたが、今回さらに1割超積み増した形だ。同社はコネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化を総称する「CASE」への対応で出遅れており、巻き返しを急ぐ。

ただ現代自の18年12月期の営業利益率は2.1%と競合と比べて低く、投資を積み増すための原資を確保するには課題も残る。同社は利益率の高い多目的スポーツ車(SUV)を拡販し、収益を底上げして営業利益率を18年実績の2.1%から22年に7%、25年に8%の水準まで引き上げる目標を新たに示した。

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]