桜を見る会名簿、「破棄」答弁時もデータが存在

2019/12/4 14:45 (2019/12/4 18:33更新)
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菅義偉官房長官は4日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿をめぐり、内閣府幹部が5月21日の衆院財務金融委員会で共産党の宮本徹衆院議員の質問に「既に破棄した」と答弁した際にも、バックアップデータは保存されていたと明らかにした。

菅氏はバックアップデータについて「5月7日から9日ごろにデータを消去した後、最大8週間残っていた」と述べた。「バックアップデータは行政文書に該当しないことから情報公開請求の対象にはならない」と説明した。

「一般の職員が取り出せず、業者に頼まなければならない。取り出せない状況にあったと聞いており、それを前提にすれば行政文書には該当しない」とも語った。

野党は「国会をだました」と批判を強めている。立憲民主党など野党4党は4日、桜を見る会の追及本部を開き、招待者名簿の電子データの復元などについて内閣府の担当者らを問いただした。

名簿を廃棄した時点の規定では1年保存する必要があったとみて、廃棄が違法だったのではないかと指摘した。データがまだ残っているとみて追及を続ける。

菅氏はこうした指摘に関し「公文書管理法に基づき、保存1年未満の文書として、ルールに基づいて廃棄したものだ」と強調している。内閣府幹部が国会で「破棄した」と答弁したのも問題ではないとの認識も示した。

立民など野党4党の国会対策委員長は4日に会談し、9日に会期末を迎える今国会の会期延長を求める方針で一致した。桜を見る会を巡り、安倍晋三首相が出席する予算委員会を開くよう求めた。立民の安住淳国対委員長は記者団に「越年国会をやりましょうと働きかけたい。終わった感を出すことは許さない」と述べた。

公文書管理の問題を巡っては、財務省が学校法人「森友学園」の土地取引問題で決裁文書を改ざんし、国会答弁と辻つまを合わせるために幹部が文書の廃棄も指示したことが問題になった。陸上自衛隊の海外派遣部隊の日報隠蔽問題でも、日報の存在を陸自が把握しておきながら、約1年にわたり防衛相らに報告していなかった。

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