文科省元統括官に有罪 JAXA巡る飲食接待で

2019/12/4 11:25 (2019/12/4 13:02更新)
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務を巡る汚職事件で、飲食接待を受けたとして収賄罪に問われた元JAXA理事で文部科学省元国際統括官、川端和明被告(58)=起訴休職中=の判決公判が4日、東京地裁であった。西野吾一裁判長は懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金約150万円(求刑懲役1年6月、追徴金約150万円)を言い渡した。

川端被告は飲食を賄賂と認識していなかったとして無罪を主張していた。西野裁判長は判決で、同被告が医療コンサルタント会社元役員、谷口浩司被告(48)=贈賄罪などで起訴=に「失脚したくないので、会食していることはご内密に」とのメッセージを送っていたことなどから、賄賂と認識していたと判断した。

その上で川端被告がコンプライアンス担当の理事でありながら業者から接待を受け、便宜を図っていたなどとして、「幹部官僚という地位に関する自覚を著しく欠き、職務の公正さに対する国民の信頼を大きく損なった」と批判した。

判決によると、川端被告はJAXA理事だった2015年8月~17年3月、東京医科大への宇宙飛行士の講師派遣などで便宜を図った見返りに、谷口被告らから21回の飲食店接待とタクシーチケットの提供を受け、計約150万円相当の賄賂を受け取った。

文科省を巡っては、私立大支援事業を巡る汚職事件で同省元科学技術・学術政策局長、佐野太被告(60)や東京医科大の元理事長らが起訴されている。

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