NYダウ、大幅下落 トランプ氏発言で心理悪化

北米
2019/12/4 5:23
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【NQNニューヨーク=戸部実華】3日の米ダウ工業株30種平均は大幅に下落している。15時現在、前日比333ドル65セント安の2万7449ドル39セントで推移している。トランプ米大統領が3日に中国との貿易協議の合意を先送りする可能性を示唆し、投資家心理が悪化した。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など中国関連を中心に幅広い銘柄に売りが広がった。

ニューヨーク証券取引所=ロイター

トランプ大統領は米中貿易協議の合意について「(来年11月の)米大統領選後まで待つという考え方を気に入っている」と、北大西洋条約機構(NATO)高官との会談中に記者団に対して話した。「期限は設けていない」とも述べ、米中協議の長期化で世界景気が一段と減速するとの警戒感につながった。

米中の合意先送り懸念で、米政府が15日に中国製品のほぼすべてに対象が広がる制裁関税「第4弾」の発動に踏み切るとの見方も強まっている。ダウ平均ではアップルや半導体のインテルの下落も目立った。

相対的に安全資産とされる米国債が買われ、米長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時ほぼ1カ月ぶりの低水準を付けた。利ざやが悪化するとの見方からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株も売られ、相場の重荷となっている。

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