女川2号機の仮処分申請、住民団体「合格前提に進める」

環境エネ・素材
北海道・東北
2019/12/3 17:12
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東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働に同意しないように、石巻市と県を相手に仮処分を申し立てている住民団体の代理人弁護士は3日、2号機が原子力規制委員会による審査に事実上合格したことを受け「仮処分の手続きは合格を前提に進めている」と話した。再稼働に反対する申立人が原発の「合格」を前提とするのは異例だ。

小野寺弁護士は「合格は出るものと考えて手続きを進めてきた」と話した(3日、仙台市)

仙台地裁で3日、仮処分申請における審尋が開かれ、住民団体の代理人弁護士である小野寺信一弁護士が記者会見を開いた。小野寺弁護士は「今回は進め方を決めただけ。主張は2月以降になる」とし、市と県は申し立ての却下を求めたという。

石巻市の住民団体は11月、市の避難計画には実効性がないとして仮処分を申し立てた。原発の安全対策ではなく、自治体の避難計画を争点にした全国初の申し立てであるため、電力会社による安全対策の合格を前提にしているとみられる。

小野寺弁護士は「合格が出るだろうという前提で手続きを進めてきた。合格が出た上で避難計画をテーマに主張していく」と話した。

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