豪中銀、来年の利下げを示唆 金利は据え置き

南西ア・オセアニア
2019/12/3 15:16
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【シドニー=松本史】オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日の理事会で、政策金利を過去最低水準の0.75%に据え置くと決定した。中銀のロウ総裁は声明で「持続的な経済成長のために、必要なら金融政策をさらに緩和する準備がある」と、来年以降の利下げを示唆した。豪中銀は2019年に6月、7月と10月の3回利下げを実施している。

豪準備銀のロウ総裁は来年以降の利下げを示唆した(シドニー)=AAP

ロウ氏は声明で、今年実施した利下げが「雇用と所得の伸びを下支えした」と述べた。ただ市場は失業率が5.3%(10月)と高止まりしていることなどから、20年早期の利下げを確実視している。英調査会社キャピタル・エコノミクスのマーセル・ティエリアント氏は「中銀は20年2月と4月に利下げを実施し、金利は0.25%まで下がる」と予測する。

ロウ氏は11月下旬の講演で「豪州でのマイナス金利(導入)の可能性は非常に低い」と明言した。そのうえで金利が0.25%まで下がれば国債の買い入れによる量的緩和が選択肢になりうると述べた。

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