ファーウェイ、元社員とトラブル 批判広がる

ファーウェイ
中国・台湾
アジアBiz
2019/12/3 15:13
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【広州=川上尚志】中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が元社員とトラブルになったことを巡り、批判にさらされている。同社は退職金を脅し取られたとして当局に通報し、元社員は8カ月以上身柄を拘束されたものの、証拠不十分で釈放されたとの報が伝わったためだ。

元社員とのトラブルを受け、ファーウェイに批判が広がっている=AP

問題となっているのは元社員である李洪元氏へのファーウェイの対応だ。複数の中国メディアによると、李氏は2005年に入社し、電子部品の販売管理部門に属していた際にデータ偽造などを内部告発し、18年に退職を余儀なくされた。

李氏は退職にあたり別の社員の個人口座から30万元(約460万円)強を受け取ったが、ファーウェイがこの金は脅し取られたものだとして当局に通報した。李氏は広東省深圳市で19年1月から拘留された後、8月下旬に釈放された。

李氏はファーウェイの謝罪を求めた。中国共産党系の新聞、環球時報の胡錫進総編集長は1日「元社員が不公正な扱いを受けるのは残念で、多くの人がファーウェイにマイナスの感情を持つのは正常だ」と短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」に書き込んだ。

ファーウェイは5月から米政府の制裁を本格的に受け、中国でのスマートフォン販売をてこ入れして影響の緩和を図ってきた。米IDCによると中国でのスマホ出荷台数のシェアは7~9月に42%と前年同期の25%から急拡大している。ただトラブルが長引けば、イメージ悪化で顧客離れにつながる可能性もある。

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