2017年の九州北部豪雨で一部区間の不通が続いているJR日田彦山線を巡り、沿線の福岡県東峰村の住民らは3日、自治体負担のない鉄道復旧を求める要請書を小川洋同県知事に提出した。「日田彦山線の完全復旧を求める会」の片岡拓之代表世話人は提出後に「住民の声が届いていない。県が主体となって調整を進めてほしい」と話した。
同路線を運営するJR九州はこれまで、沿線自治体による運行費用の負担を前提とした鉄道復旧案など3案を示してきた。一方、同会は自治体負担なしの鉄道復旧を求めており、20年2月には同社に住民の署名などを提出する計画だ。