量子コンピューター、クラウドで利用可能に アマゾン

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北米
2019/12/3 10:48
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AWSが招待制の「プレビュー版」を公開した=ロイター

AWSが招待制の「プレビュー版」を公開した=ロイター

【シリコンバレー=佐藤浩実】米アマゾン・ドット・コムは2日、クラウド経由で量子コンピューターを使えるようにするサービスを始めると発表した。カナダのDウエーブ・システムズなど複数社の製品を利用できるようにする。類似のサービスは米IBMなども提供しているが、クラウド最大手のアマゾンが参戦することで量子コンピューターの研究や活用が一段と進みそうだ。

子会社のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が2日、招待制の「プレビュー版」を公開した。量子コンピューターは量子力学という物理法則を使う、次世代の計算機だ。アマゾンはDウエーブや米イオンQ、米リゲッティ・コンピューティングといった量子コンピューター開発のスタートアップ企業と提携。これらの企業が開発した製品をネットを介して利用できるようにする。

量子コンピューターのクラウド公開ではIBMが先行した。2016年から自社製品をクラウド経由で使えるようにしてきた。一方のアマゾンは複数社の製品を扱うことで、より幅広い研究者や企業の活用を促す狙いだ。米マイクロソフトも11月上旬に、自社製品やイオンQ、米クオンタムサーキッツなどの量子コンピューターを使えるクラウドサービスを公開した。

量子コンピューターをめぐっては10月、米グーグルが複雑な計算問題を最先端のスーパーコンピューターよりも極めて短い時間で解く実験に成功したと発表。従来のコンピューターでは困難な問題を解く「量子超越」を達成した。量子コンピューターは人工知能(AI)計算や金融リスクの予測、化学反応の分析など幅広い用途が期待されている。

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