「就活パワハラ防止に不十分」 就活生ら、厚労省指針に

社会・くらし
2019/12/3 9:53
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東大、早稲田大、慶応大、上智大、創価大、国際基督教大の6大学の学生らでつくる有志団体「セーフ・キャンパス・ユース・ネットワーク」は2日、厚生労働省で記者会見を開き、同省審議会が11月にまとめたパワハラの指針について「就活ハラスメントを防ぐのに不十分」と訴えた。多くの被害者が泣き寝入りしており、具体策を明記すべきだと求めた。

パワハラ指針は就活ハラスメントを防ぐのに不十分だとして、記者会見する大学生ら(2日午前、厚労省)=共同

指針は就活生への言動について「(社員と)同様の方針を示し、相談があった場合は適切な対応に努めることが望ましい」との表現にとどまっている。学生らは、厚労省が20日まで実施中の意見公募(パブリックコメント)に声を寄せる予定。

昨年6月から1年間就活をした大学4年の女性は、OB訪問や社員との食事の場で「早めに彼氏をつくらないと売れ残る」「すぐに結婚されると困る」と言われたが、選考に影響すると思い反論できなかったという。「冗談だからと許されてしまう現状に怒りを感じる」と話した。

ネットワークはこの日、大学側も相談窓口の設置や実態調査を実施すべきだとの声明文を文部科学省に提出した。国際基督教大2年の山下チサトさんは「大学や企業も、学生の身を守る行動を取ってほしい」と述べた。〔共同〕

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