タイ飲料大手タイ・ビバレッジ、ビール部門の上場検討

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東南アジア
アジアBiz
2019/12/2 20:30
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【バンコク=岸本まりみ】タイの飲料最大手タイ・ビバレッジ(タイビバ)は、ビール部門をシンガポール証券取引所に上場させる方向で検討に入った。同社はタイを代表するビールの「チャーン(象)ビール」などを生産する。拡大する東南アジアのビール市場開拓に力を入れており、上場による資金調達で一段の事業拡大を図る狙いだ。

タイ・ビバレッジの生産する「チャーンビール」

2020年にも上場を検討しているとの米ブルームバーグ通信の報道を受け、タイビバはこのほど「外部のアドバイザーと相談し、ビール事業の上場を含む戦略的な提案と機会を評価している」との声明を公表した。

報道では、タイとベトナムのビール事業が上場の対象で、実現すれば100億ドル(約1兆900億円)規模の大型の新規株式公開(IPO)になる可能性があるとしている。タイビバは「議論はまだ調査段階、または初期段階」とし、具体的なスケジュールや資金調達規模については明言を避けている。

タイビバはタイの新興財閥、TCCグループ傘下の飲料会社。米フォーブス誌の長者番付で、タイ4位の富豪であるチャロン・シリワタナパクディー会長のもと、17年には「333(バーバーバー)」ビールで有名なベトナムの国営ビール会社サイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)を傘下に収めた。タイビバの18年9月期の売上高は、前の期比22%増の2325億バーツで、ビール部門が41%を占める。

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