産業ロボットのアイデア競う 静岡で高校生の大会
産業用ロボットのアイデアを競う「ロボットアイデア甲子園2019」の静岡大会が11月30日、静岡市内で開かれた。高校生12人が一押しのアイデアをプレゼンし、アーム搭載型の洗濯機を提案した山崎太一朗さん(掛川工業高校)が最優秀賞に輝いた。上位4人は静岡県代表として12月21日の全国大会に出場する。

ロボット甲子園はFA・ロボットシステムインテグレータ協会(東京・港)が主催し、全国規模で行うのは今回が初めてとなる。高校生などを対象としている。
9~10月に県内の協会加盟3社が開いたセミナー・会社見学会でアイデアを募集。書面審査を経て選ばれた12人が出場。
審査員を務めた佐藤知正・東京大学名誉教授は「若い感性を感じた。伸びしろを最大限生かしてほしい」と呼びかけた。静岡県の天野朗彦経済産業部長は「社会貢献を皆がしっかりと考えていることに驚いた」と語った。