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他社との連携「柔軟に考える」、野村HDの奥田次期CEO

金融最前線
金融機関
2019/12/2 22:44
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野村ホールディングスの次期グループ最高経営責任者(CEO)に就任する奥田健太郎グループ最高執行責任者(COO)は2日、都内で会見を開き、証券業界の環境を「IT(情報技術)も競合となり、危機感は強い」と話した。すでにLINEとネット証券を立ち上げ、地銀とは店舗網連携に取り組んでおり「今後も(他社とのM&Aは)柔軟に考えていく」とした。

野村HDのグループCEOに就任する奥田氏(左)と会長に就く永井氏(2日、東京都中央区)

奥田氏は法人部門の担当が長い。通信や総合商社など国内の大手企業や金融機関の経営幹部らとの親交も深い。M&A(合併・買収)や企業のファイナンスに対する知識は豊富だ。「非常に論理的」(当局幹部)で、案件獲得に向けて「情熱を持ちながら冷静に行動できる」(企業の財務担当)といった評もある。

米ペンシルベニア大学ウォートン校で経営学修士号(MBA)を取得し、外国人相手にも臆さない。2017年から2年間務めた米州地域ヘッドでは、「デリバティブ(金融派生商品)が伸びてきていた」といった市場構造の変化を捉え、人員削減を含む対策をいち早く立案、実行した。

19年に東京に戻り、野村HDの副社長として欧米のリストラ策を実行。金利低下など市場環境の追い風がある場面で利益が出せる体質を整えた。

課題の国内について「デジタルをどう使い、お客様の層を広げていくか」「地方銀行との連携」などを重点施策にあげた。海外では「セカンダリー(流通市場)からプライマリー(発行市場)、トレーディング(商品売買)からオリジネーション(商品組成)へ」と軸足を移していく方針も改めて強調した。

個人営業部門の経験がなく、立て直しを不安視する声もあるが、「将来の方向性をきちんと示すことがトップの責務。マネジメントはチームワークでやる。(自身の経験に)不安を持っていることはない」と話した。

奥田氏は永井浩二CEOから告げられる前からCEOになる頭の体操は「していた」。まずは傘下の野村証券社長を含む経営体制で奥田色を出せるかが試金石となる。

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