関西・北陸交流会、北陸新幹線「大阪まで早期開業を」
福井市で開催

2019/12/2 18:46
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北陸と関西の経済界や行政の関係者が参加する「関西・北陸交流会」が2日、福井市で開かれた。2023年春に北陸新幹線の敦賀延伸が迫っており、大阪までの開通に向けて切れ目のない工事を求める声が相次いだ。会議はJR西日本が13年から北陸新幹線を通じた関西と北陸の相互交流を目的に開催。7回目となる今回は約130人が参加した。

交流会に参加した福井県の杉本知事(左から3番目)ら=福井市

冒頭であいさつしたJR西日本の長谷川一明社長は「敦賀延伸で関西と北陸の結びつきはいっそう強まる。一緒に周遊ルート整備などをして機運を高めたい」と述べ、「間を開けることなく新大阪までの全線開業を強く望んでいる」と訴えた。

福井県の杉本達治知事は台風19号の影響で北陸新幹線が一時運休したことで「いかに北陸新幹線の効果が大きかったか目に見えた」とし、「福井まで新幹線が来ると東京とのつながりの方が強くなると心配している。関西には福井を取りにきてほしい」と話した。

関西経済連合会の松本正義会長も「46年に大阪開通とする現行の予定はあまりにも遅すぎる。歴史的に強い絆で結ばれてきた北陸と関西のさらなる発展のためには、敦賀開業後の切れ目ない着工が必要だ」とした。

「北陸新幹線金沢・敦賀間延伸とインバウンド需要の拡大に向けて」と題して行われたパネルディスカッションでは、外国人観光客の呼び込み方や福井の魅力について事例の紹介や意見交換があった。

関西・大阪21世紀協会の堀井良殷理事長が「福井の一番の魅力は、日本一の幸福度の生活文化だ。当たり前だと思っていることが宝物になる」と述べた。芦原国際ホテル美松の前田健二社長は「地元でしか食べられないものを求める外国人も増えた。屋台村など地元の人と交流できる場も好評だ」と話した。

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