立山黒部アルペンルート客1割減 天候不順・韓国客影響
立山黒部貫光(富山市)は2日、同社が運営する「立山黒部アルペンルート」の今年度の客数が前年度比10%減の88万3000人だったと発表した。全体の7割強を占める国内客が紅葉期の台風の影響で減少したほか、訪日客も日韓関係の悪化で韓国からの旅客が減った。

部分開業した4月10日から営業を終了した11月30日までの実績を集計した。国内客は64万3000人と前年度比10%減少した。10連休があった春先は増えたが、お盆や紅葉期に台風が上陸したことが響いた。
訪日客も前年度比10%減の24万人だった。韓国からの客数が41%減の1万9100人と大幅に減った。最も人数が多い台湾も12万5700人と9%減った。
立山黒部アルペンルートは富山県立山町から長野県大町市までをケーブルカーやバスなどを乗り継ぎ行き来する山岳観光ルート。過去最高の利用者数は1991年度の149万6000人。
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